直島24-第2話~第4話-

赤かぼちゃ及び港まわりの作品を堪能したあとは、
とりあえず当日予約を快く受け付けてくれた今夜の宿、
民宿「美乃」さんへチェックインしに、本村・家プロジェクトのエリアへ。

レトロで可愛い暖簾が目印の美乃さんは、
入口では京都の茶屋のように大きな椅子が置かれ、
ソフトクリームやおむすび、カレーなどの販売をしていて、
言うならば宿兼茶屋のような所。
築100年だとか120年だとかの古家です。
トイレやお風呂は改築されてるものの、
軋む床の音や、田舎のおばあちゃんちみたいな匂いに、
何となく和んでしまう空間でした。

直島の宿は有名なベネッセハウスもあるけれど、
大体はこういった民宿が多いようです。
(あとはパオとかコテージなんかもあるみたい。)
民宿ってあまり利用する機会なかったけど、アットホームで良いですね。
美乃のおばちゃんも凄く親切に直島のこと色々教えてくれました。

そしてチェックインした後は、ベネッセハウスエリアへ車を飛ばし、
直島の3大美術館巡り。
まずは、建築家・安藤忠雄氏が設計し、
建築そのものが最早作品となっているという、地中美術館!
その名の通り、上空から見ると地中に埋まったような造りになっています。
(ただし、入館してみるとあんまそのへんの実感はなかった)
naoshima9.jpg
一切の写真を禁じられているため、自身では何も撮り残すことができなかったのですが、
チケット売り場(別館)からして、何かもう気軽じゃない(笑)
入場料(2000円!)も、全然気軽じゃない(笑)

そして、美術館内は見事なまでの真白さ!
どことなく厳粛な空気が漂い、真白なのにどこか重々しいというか、
迫力があるというか・・・何とも独特の空間でした。
ちょっと異次元に来た感覚で、鑑賞後に外出たら、
そこはもう100年後の世界でした・・・
なんてことが起こりうるんじゃないかと思えたもん。

一番印象に残ったのが、主に光と空間を題材とした作品を制作しているという
アート作家、ジェームズ・タレルの「オープンフィールド」という作品。
これは凡人ならば、誰もが唸ると思います。

靴を脱いで部屋に入る定員型の作品なんだけど、
最初どこもかしこも真っ白な空間に、階段とその上に映し出された
ブルースクリーンしか無いように思うんだけど、
係員に促されるまま階段を登り、ブルースクリーンと対峙すると・・・
そのスクリーンだと思っていた部分は入口で、
中に別の青い空間が広がっていたのです。
「ええっ!?こん中、入れるの!??」
もうあの驚きったら!目の錯覚にやられた瞬間でした。
そして、またまた係員に促され、怖々とその青の世界に侵入。
そこは、どこまで続いてるのか奥行がよくわからず、
壁があるのかないのかも不確かで、
何だか無限のようにも思えてくる、不思議な場所でした。
美術鑑賞をしたというよりは、
遊園地のアトラクションを体験したような興奮を味わった。

あと、これまた厳かな空気が漂うちょっと宗教染みた部屋では、
真ん中に大きな黒い球体が存在していたのですが。
naoshima10.jpg
その部屋の空気感も相まって、あれはもう疑う余地なくガンツだった(笑)
「ま、まさか地中美術館にガンツがあろうとは・・!」驚愕。

地中美術館には見晴らしよさげなカフェもあって、
かなり体は疼いたのですが、いかんせん時間がないので、
泣く泣く次の李禹煥美術館へと向かいました。

李禹煥美術館はずいぶんコンパクトというか小規模の美術館で、
地中美術館の後だから余計にそう感じたのかもしれないけど、
閉館間際で人も全くいなかったこともあって、
かなり短時間でまわることができました。
でも個人的には館内の作品よりも、
外観及び、入口までの道のりに心惹かれたかも。
山と海が臨める凄くいい場所に、
溶け込むようにしてひっそりと佇む平べったく素っ気ないコンクリートの塊。
最初、それが建物だとは思わなかった。
え?どこに美術館あるの?と、正直戸惑ったぜ。

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