神戸ビエンナーレvs六甲芸術散歩

この秋は2年に一度の「神戸ビエンナーレ」と
去年から始まった「六甲芸術散歩」が見事にバッティングし、
神戸で同時に2つの芸術祭が開催されていました。

もちろんどっちも行ってきたのですが、
さすがに梯子は無理やったね(笑)
特にビエンナーレは規模がますますパワーアップしてて、
ビエンだけで1日フル使ってようやく回れるかな・・・って感じ。

海のビエン、山の芸術散歩。
同じ神戸といえど、会場エリアは対照的だったこの2つですが、
明暗がくっきりわかれていました。完全にビエンの勝ち。
海のビエン、山の芸術散歩とは行ったけど、
この明暗はロケーション的な問題ではなく、単に規模の問題。
だって海にしろ山にしろ寒いもんは寒い。海風、山風、どっちも寒い。

というわけで、尻つぼみにならないよう「芸術散歩」の感想から綴る(笑)
去年の「芸術散歩」がかなり良くってねー
危うく山ガールグッズを買い揃えそうになったくらいに、
六甲山という場所が好きになった芸術祭で、
たぶん「山、良い!!!」と生まれて初めて思った。

寒いけど、色づく山を散歩しながら芸術作品を堪能するというのが、
無茶苦茶楽しくって、「次回も絶対に行こう!」と強く思ったもんだけど。

今回は去年の曇り空と違ってむーっちゃ晴天に恵まれた正に山日和で、
去年で勉強させてもらった防寒対策もバッチリで挑んだのに(まぁそれでも寒かったけど)、
芸術祭の規模自体が結構しょぼくなっていた・・・

実際の数は知らないけど、作品数が去年と全然違って感じた。
特に去年すごくテンションあがる作品たちが大集結していて
大いに楽しませてもらった六甲カンツリーハウスには幻滅。
だって3作品しかなかった上、作品自体も明らかに去年の方が好みだった。
アーティストたちがビエンに流れたのか!?
よくわからんけど、こんなにパワーダウンしちゃうなら、
むしろ開催しなくて良かったのに・・・とまで思った。
今後も毎年開催なら、これ以上しょぼくならないよう願うばかりです。
街好きなあたしを六甲山にまで駆り立てる貴重なイベントなのだから、
もっと身持ちをしっかりしていただいて、
決してルミナリエのような状態にならないようだけは気をつけていただきたい。
ちなみにこんなボロカスゆーてる六甲芸術散歩ですが、
別にどれもこれもが悪かったわけではなく、素敵な作品も勿論あったよ。
個人的に一番気に入ったのは、ケーブルカーに吊り下げられたポップな人形たち。
むちゃくちゃ可愛くてメルヘンで大変良かった。
神戸の公共機関は全部コレにしちゃえばええんちゃうかー!


続いて、勝者ビエンナーレ。

兵庫県立美術館、ポーアイ、高架下、ハーバーと、
4会場にも跨って開かれたビエンは、密度の違いはあれど、
どの会場もそれぞれに良さがあって、かなり気に入った!
ビエンナーレはいちおー毎回行っているけど、今回が一番良かったです。
4会場間の移動は課題かなーと思ったけど(あれで時間消耗しちゃうのが勿体ない)、
その部分を除けば完璧でした。特にあたしは昼過ぎから行ったので、
時間の都合上けっこー足早に済ませざるを得ない会場もあったので、余計にそう思うのかも。
あの4か所でやるなら、せめて開場時間を延長してほしかったな・・

さて、ビエンナーレ感想は各会場ごとに。
まずは最初に乗り込んだ兵庫県立美術館。
建物の上にでっかい蛙(作品)が乗っかって神戸の街を臨んでおりました。
館内の作品で一番印象的だったのは、
携帯で写真を撮ってみて初めて作品になるという趣旨のもの。
壁に突き刺さるようなフラッシュ光が映し出されて、
最初は目によろしくなくて苦手だわ・・・と思ってたんだけど。
その一見ただのフラッシュが反射している壁を携帯で写メすると、
壁に色とりどりのボーダー(番組放送を終えた明朝のテレビ画面みたいなの)
が映し出されているのです。
あと個人的にとても衝撃だったのが、もーやんこと元永定正氏が亡くなられたという情報。
10月初旬、つまりビエンナーレが始まって間もなくの時期だったそうで、
作品の横に添えられたパネルに訃報が記されていて初めて知りました。
ご冥福をお祈りいたします。

続いてポーアイしおさい公園。
こちらは全4会場通して1番好きだった作品が。
ポートアイランド レインボーハットという、
しつらいアート国際コンペティションの神戸ビエンナーレ大賞を受賞した作品。
外観は何だかぱっとしない土色をしたドームなんだけど、
中に入ってみると、木々や葉が壁面に組み込まれた原始的な空間にハンモック。
更にはヘッドホンがいくつも垂れさがり、そこから漏れる軽快なサウンド。
天井の穴からは光が差し込み、天気のいい日は室内にある水盤の中の鏡に
太陽光が反射して、 壁に虹ができるんだとか!
残念ながら曇りで観れずでしたが、さぞ幻想的なんだろーなー

そして、ハーバー。
今回のビエンナーレの中心となる、もはやメインと言っていい会場。
神戸ビエンナーレお馴染みのコンテナアートが楽しめる一画です。
初めて室内でコンテナアート。個人的にはメリケンパークより気に入りました。
何故なら天候に左右されない!ゆえに、鑑賞者としても観易くていいし、
雨風に晒されないため、傷みにくくて作品にとっても良い環境だったんじゃないかと。
外のコンテナだと、入口あたりにも装飾が施してあった場合、
ちょっと悲惨なことになってたりとかあるからねー
メリケンは晴天なら気持ちいいんだけど、その感覚は今回しおさい公園で味わえるし、
ちょっと薄暗い空間に並ぶコンテナアートってのも雰囲気あって良かったと思う。
ハーバー会場で一番気に入ったのは、
かわいい動物の動くイラストと共にイラスト加工がされた自分たちの映像が
目の前のスクリーンに映し出され、動物たちにおしっこかけられたりするやつ。
温かみのあるクレヨンで描いたような絵とお茶目な仕掛けに自然と笑顔になりました。

最後は高架下!
この神戸ビエンナーレの中で唯一会場ごとアートめいてました。
高架下内の空き店舗を利用してのお披露目で、
作品が点在していたため、全作品を網羅しようと思ったら、
おのずと高架下を全部堪能することになる仕組み。
むしろ高架下全体をひっくるめてのアートだったのかもしれない。
遠方から来て全部巡ってる人とかきっと驚いたろーなー
およそ神戸ブランドからは想像もできないそのロケーションに。
ディープな神戸を味わったことでしょう。
でもルミナリエより高架下の方が好きだ!という神戸人はいっぱいいると思う。
(その比較どうなんだ・・・笑)
高架下会場の作品は、そのロケーションの特色に恥じぬ新鋭な作品多しでした。
ゆえに「次は一体どんな作品が・・・?」とワクワクする気持ちは
4会場の中で一番大きかったかも。ハーバー会場のコンテナアートもそうだけど、
1室1室でそれぞれ隔離されている作品を観るのって、
まるで遊園地のアトラクションを楽しむかのよなワクワク感がある。
この高架下会場で一番気に入ったのは、
おととしの神戸ビエンナーレでも出合ったダンボール仏像さん。
前回は割とシンプルに展示されてたイメージだけど、今回はよりパワーアップしていて、
メインの不動明王立像を中心に、煩悩の数のミニ仏像が配置され、
赤を基調としたお供え物などの小物類も装飾され随分と華やかな見栄えになっていました。
そしてダンボールでこしらえられた仏像は相変わらずの圧倒感。見事。

次回の「神戸ビエンナーレ」は再来年。
更にパワーアップするのか今から楽しみ!

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