「完全なる首長竜の日」乾緑郎

これも読み手を選ぶね。
これは世代より好みの問題。

駄目な人は本当に駄目だと思う。
映画とかでもあったよね?
夢か現実かわからないような内容の話。
ほら!レオ様と謙様が共演した「インセプション」とか!
ああゆうのが駄目な人は絶対に駄目だと思う。
少し前に読んだ森見登美彦 「太陽の塔」でも何だか
気がついたら妄想か夢かよくわからない世界に迷い込んでたけど。
そうゆうのが苦手な人は読むべきじゃない作品です。

で、わたしはそうゆうのが苦手なタイプなんだけど。
で、いきなり矛盾したこというけど。
面白かったです!

これはもう完全に読む前に「絶対に面白くない。読みづらい。しんどそう」
という、よくぞ読んだな!と、感心しちゃうくらい
負の気持ちを纏って頁をめくり始めたからだと思う。

本を読みたい病が発症したタイミングで、
手元にあった未読本がこれしかなかったから、
仕方なく読んだんだけど、
その不思議で独特の世界観に引き込まれていくのに、
そんなに時間は要しなかったです。

もともと母の本で、
持ち主が「面白くなかった!おすすめできません!」
とキッパリ言い放っていたので、
そのおかげで限りなくマイナスの印象から読んだのが功を奏したよね。
更に、夢か現実かわからない・・・みたいな内容というのも、
母から事前に聞いていて、
そうゆう展開はストレス感じる派だと思っていたから、
もう読む前から底辺だった訳なのよ。底辺スタート。
それが本当に良かったんだと思う。

この本が損なのは、『このミス』大賞受賞作という、
レッテルを貼られたことだと思う。
名誉ある賞だけど、この本の性質からするとこれは間違えなくレッテルだ。
読んでみると「ミステリー?」と疑問を抱く人も多いんじゃないかと思う。
純粋なミステリーじゃない。
だから、ゴリゴリのミステリー期待して読んじゃうと、
ちょっとガッカリさせられる気がする。拍子ぬけというか。

ぐいぐい引き込まれる文章だったし、
これがデビュー作なんて、素晴らしい力量だと思うけど、
どうにも『このミス』大賞受賞作というのが、
ハードルを上げてしまってるよね。
しかも、あとがき読んでると、満場一致での大賞受章だったみたい。
ますますハードル上がるよね。

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