ジルゼの事情

劇団鹿殺し及び丸尾丸一郎氏の名前を知ったのは、今から7・8年くらい昔の話。
そこから常にわたしの気になるリストにその名は載っていて、特に2012年にモトコーを舞台にした「青春漂流記」公演をやってた時はめちゃ行きたかったけど、結局観に行けず、そしたら去年、充電期間に入ってしまって。
あーあ、このまま縁無いのかなぁ…と思っていたら。
ここに来て想像もしてなかったところから、縁が転がりこんできた。
そんな訳で、観てきたよ!
劇団鹿殺し丸尾丸一郎作・演出「ジルゼの事情」@新神戸オリエンタル劇場

しかし、ここで興味をひーたのは、Office SHIKA×Coccoのコラボ作品だということ。
そう、つまりCocco主演の舞台。
あのCoccoが、舞台!?
あのCoccoが、女優!?
ちょっと想像つかねーぜー!みたいな。

何せわたしの中でのCocco像って、歌が好きで好きでしょうがないけど、人前はちょっと…な人で、おまけにけっこー不器用なイメージさえある。

でも意外と悪くなかった。
いや、全然悪くなかった。
ちゃんと女優だった!
最初は素朴なファッションに身を包んだ素朴な女性だったんだけど、後半はキャバ嬢のようなドレスでレディガガ風ダンスを披露したりなど、ちょっとわたしのCocco像からは想像もできなかったCoccoを見ることができた。
あと、笑いを誘うようなコミカルなやり取りも、実にナチュラルにこなしてた。
女優、Cocco。
すごく良かった。
もちろん歌手・Coccoの面もバッチリ見れました。
彼女の生歌はいつか聴いてみたいと思っていたので、大満足!
さすが、惹きつけるものがあった。
歌に、声に、魂が宿るのを感じた。

ストーリーは、バレエの「ジルゼ」を現代風にアレンジした内容で、そもそも「ジルゼ」の話を知らなかった・・・いや、それ以前に「ジルゼ」か「ジゼル」かタイトルさえもよく知らなかった身からすると、とんでもなく突拍子もない展開にちょっと驚いたけど、後からバレエの「ジルゼ」のストーリーを調べて合点がいきました。
なるほど、と。
あれを現代風にアレンジしたら、そうなるのかー!と。
わたしなんかは、何でも最初に見知ったものに囚われてしまうので、こうゆう大胆な発想に切り換えることができる人は、本当に頭が柔らかいんだろうな~って尊敬する。
加えて、Coccoの新たな魅力まで引き出しちゃって。すごいわ、丸尾くん。

この案件とはまた別だけど、原作があるものを実写化する際に脚本を書く人も凄いよね。
特に完結していない作品を完結させる人は凄い。大概、無理矢理だったりするけど。
でも稀に、変にダラダラと長引いてしまった原作と比べたら、実写化の方が簡潔になっていて、オチだけでいくと原作より良い!ってパターンあるけどね。
今ぱっと思いついたのは、ガンツ、デスノート、20世紀少年あたり。
中でもデスノートはLが死んだ以降から、明らかな無理矢理延長戦を感じたので、映画の方がシンプルで良い完結だった。
ガンツも実写版の終盤はかなりむちゃくちゃでゲンナリしたけど、原作が更に上を行くむちゃくちゃさだったので、今から思えば、あのオチのつけどころは悪くなかったように思う。

さて今回、鹿殺しの名義はあったものの、劇団鹿殺し公演ではなく、あくまでもCoccoとのコラボ舞台だったので、念願が叶い切った訳ではなかったのがちょっと残念だと思っていたら、配布されたDMの中に朗報が挟まっていた。
劇団鹿殺し、来年復活らしいです!やほーい!

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