日本のいちばん長い日

三十代という新たなステージに突入して以来、「死」について二十代の時よりも現実味を帯びて考えるようになった気がする。
勿論以前から「人生いつ終わるかわからない」志向は持ってたつもりだし、
大事な親友を十代で亡くした経験も持っているので、
「死」に対してそれなりに深く葛藤してきたつもりだけども、
二十代の時の恐怖は漠然としていたのに対して、今は現実的な恐怖に変わった感じ。
まぁつまりは怖いことに変わりはないんだけどね。

こんな風にふと気がつくと生死について悶々と考えていたりして、なかなか精神病む日々を過ごしている今日この頃。
心境に合致したので「日本のいちばん長い日」という映画を観てきました。
今年は終戦70周年という節目で、映像でも文章でも例年以上に戦争の特集に触れる機会が多く、それが刺激になったというのもあるけれどね。

でも実を言うと、急に映画を観ようということになり、じゃあマッドマックスかなー!と思ってたらいつの間にやら終わってたようで、ほならインサイドヘッドかバケモノの子かミニオンあたりにしようか…と、チケット販売の列に並ぶも、夏休みの映画館の実態…つまり、子どもパワーにすっかりやられてしまい、気がつくと「日本のいちばん長い日」のチケットを買っていたというのが本当のところだったりする。

上映前に軽く終戦についてネットで調べたものの、正直なところもっとしっかり人物像を掴んだ上で観るべきだったかな…と反省。
一応、一連の事件の部分は頭に入れてたつもりだけど、この時代の知識がどれくらいあるかで、かなり食いつきが変わってくる作品だと思った。
無知では全く入っていけないという時点で敷居の高い映画。
しかしながら、短絡的に戦争法案反対!とデモしている人たちは、とりあえずデモる時間をこれを観るのに充ててもいいんじゃないかと思う。
誰だって戦争なんかしたくないよ。
当時、戦争を続けさせようと画策した青年将校らの情熱の方が、今「戦争法案反対!」とデモやってる短絡思考の若者たちより遥かに愛国心が漲ってるなんて、皮肉な話。
その将校を演じた松坂桃李が素晴らしかった!
もともとカッコイイな!という目線で好感持ってた俳優さんだけど、彼があんなに演技派だったとは…!ますます好きになったぜ!
我が道を純粋に狂気的に突き進む姿を、額に血管が浮かぶ程に闘魂込めて演じてた。
あと、終盤の役所さんの奥方が駆けつけるところはちょっと過剰な演出かなぁとも思ったけど、印象的ではあった。
そして、もっくんが演じた天皇は、ちょっとばかし美化され過ぎではないだろうか…と個人的には思ってしまったかな。

昔の1967年版は観たことがないので、機会があったら見比べてみたい。
2015年版も豪華キャストだけど、1967年版は情報確認する限り、更に凄いよね。



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